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栗原正明建築設計室 集合住宅 作品集

コトハウス
Koto house

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竣工 2006年4月
所在地 横浜市緑区
構造 木造
階数 地上2階
敷地面積 172.24㎡(52.11坪)
建築面積 80.95㎡(24.49坪)
延床面積 152.05㎡(46.01坪)
最高高さ 7.270m
協力 桐野建築構造設計(構造)、ライトデザイン(照明)
上田宏(撮影)
施工 河鰭工務店

設計上の工夫

メゾネット形式の住戸4戸からなる賃貸集合住宅です。
それぞれの住戸の平面や空間構成、ロフトや階段などの要素に変化を持たせる事で、4戸全てが異なったバリエーションとなるように工夫されています。
また2階南面には全面にFRP(ガラス繊維強化プラスティック)製のルーバーを設け、日射や内外の視線を柔らかく調整しています。

施主であるKさんへインタビュー

コトハウス 施主様インタビュー
_ご自分が経営される賃貸集合住宅の設計を建築家依頼したきっかけは?
身内に建築家が居て、普段から何をやっているのか聞いていたので、自然に頼む事になりました。
元々建っていたアパートが古くなり、入居者がなかなか決まらないような状態になってしまったので、建て替えをする事にしたのです。この辺はアパートや借家が多いので、少し変わった建物ができても良いと思いました。
_数ある建築家の中から、栗原正明建築設計室を選んだ理由は?
身内と言う事が第一です。でも身内が設計するとは言え、経営が難しくなるような建物になっては困りますので、こちらの要望をきちんと伝えて、どのような建物になるか、納得できるまで説明をしてもらうようにしました。
_実際に設計の打ち合わせが始まってからはいかがでしたか?
建築家は随分といろいろな事を考えて、いろいろな事を気にするのだと思いました。提案された内容の中には良く解らないものも有りましたが、おかしいと思うものでなければ、信頼して任せるようにしました。
_工事が始まってからは如何でしたか?
工事を依頼した工務店の資金繰りが悪化したせいで、工期が延びてしまい、心配しました。建築家も大変だったと思います。
_竣工した時は、どのように思われましたか?
やっとできた、と言う感じで、安心しました。前に建っていた建物とは全く違いますが、近所の人達から、良い物ができましたね、と言われます。
_実際に経営を始められてからは、どのように感じられましたか?
入居者の募集については順調で、完成する前からほとんど決まってしまうような状況でした。賃料もこの辺の相場より高く設定できています。入居された方は皆さん若い方で、若い方はこうした少し変わった建物を好むのだろうと思いました。
_これから建築家に依頼しようと考えている方に一言メッセージを
建築家にも色々な人が居ると思いますので、信頼できる人に頼む、と言う事が大切だと思います。また自分の考えははっきり伝えて、それを踏まえた提案をしてもらうと良いと思います。
昔借家の新築を大工さんに頼んだ事が有るのですが、ほとんどお任せと言った感じで、できるまでどんな物になるのか解らないような進め方でした。今回は建築家に頼んだ事で、自分でもいろいろと考える事になり、大変でしたが、良かったと思います。
_ありがとうございました。(取材:2010年1月)

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